日本の食文化に欠かせない発酵食品ですが、いくつか気を付けるべき点があります。そこで、発酵食品のデメリットとメリットを解説、健康的に取り入れられる方法を紹介します。

発酵食品のデメリット

発酵食品は健康や美容にいいといわれますが、デメリットもあります。食べ過ぎで病気のリスクが上がることがあるため、注意が必要です

以下では、発酵食品のデメリットについて紹介します。

  • 塩分が多い発酵食品がある
  • 糖分が多い発酵食品がある
  • 短期間で効果が出にくい

塩分が多い発酵食品について

発酵食品には塩分が多いものがあるので、食べ過ぎには注意が必要です。たとえば、味噌や醤油、漬物は、たくさんの塩を使い発酵させます。これらを食べ過ぎることで塩分摂取量が多くなり、高血圧をはじめとする生活習慣病などの病気につながるおそれがあります。

糖分が多い発酵食品について

発酵食品には糖分が多いものもあります。とくに甘酒や加糖ヨーグルトは、多くの糖分を加えます。これらはビタミンや酵素が豊富ですが、糖質制限をしている人や糖尿病の人は、血糖値が上がりすぎないよう注意が必要です。自分の身体の状態をよく知り、適した発酵食品を取り入れましょう。

短期間で効果が出にくい

発酵食品の効果を短期間で感じるのは難しいでしょう。人によって体質や生活の仕方が違うので、効果が出るまでの時間も人それぞれです。効果を感じるためには、バランスのいい食生活に発酵食品を足して食べましょう。毎日発酵食品を摂ることを目標にしてください。

発酵食品のメリット

日本の食生活に取り入れられてきた発酵食品には、多くのメリットがあります。現代でも、健康効果が注目されている食品です。

以下では、発酵食品のメリットについて紹介します。

  • 腸内環境を整える
  • 消化を助ける
  • 免疫力を高める
  • 栄養が豊富
  • 食事の味が豊かになる
  • 食材の保存がきく

腸内環境を整える

発酵食品は、腸内環境の改善に役立ちます。腸内の善玉菌を増やすのに役立つ菌が、発酵食品には多く含まれているからです。善玉菌を優位にし、腸内細菌のバランスを整えることが健康へつながります。

消化を助ける

発酵食品には、酵素や善玉菌が多く含まれており、消化をよくする効果があります。たとえばヨーグルトや味噌には、乳酸菌や酵母が含まれています。これらの微生物の働きは、腸内で悪玉菌の生成を抑制し、消化を助けることです。悪玉菌が増えると、便通が悪くなりガスも発生します。悪玉菌を減らすには、善玉菌を優位にすることです。食物繊維やオリゴ糖を含む発酵食品を取り、善玉菌を増やしましょう。

免疫力を高める

発酵食品は、免疫力を高める効果もあります。これは、発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌が、腸内環境を整えるからです。免疫細胞の約6割は腸に存在しているため、腸内が整うことで免疫細胞が活性化し、免疫力が高まります

栄養が豊富

発酵することで栄養素が増える特徴もあります。微生物が発酵に働きかける過程で、多くのビタミンや栄養素を作るためです。主に、代謝のサポートや抗酸化作用があるビタミンB群が増えます。また、発酵食品の中には食物繊維やアミノ酸も豊富に含んでいるものも多く、身体の健康維持に役立ちます。

食事の味が豊かになる

発酵することで得られる深みとコクは、素材の味を引き立てます。和食ならではの繊細で深い味わいは、発酵食品なしでは作れません。塩味や酸味、うま味は食事の満足感を高めます。

食材の保存がきく

食材を長持ちさせることができる点は、発酵食品の大きな特徴です。食材を腐らせる腐敗菌の生成を抑制するため、長期間の保存が可能です。たとえば、味噌や醤油は、発酵で作られる酵素のおかげで、長く保存ができます。また、梅干しは、保存食として昔から重宝されてきました。発酵食品は栄養を保ちながら、長く食べられるので、常備しておきましょう。

まとめ

健康への効果が多くある発酵食品ですが、食べ過ぎには注意が必要です。塩分の多いものは高血圧の原因に、糖分の多いものは虫歯や糖尿病のリスクを高めることがあります。腸内環境の改善や免疫の効果を感じるには、適切な量の発酵食品を毎日食べることが大切です。食品の保存がきき、ご飯をよりおいしく食べられる発酵食品は私たちの食生活に欠かせません。健康を守るためにも、発酵食品を適切な量で食べることを心がけましょう。