飲むヨーグルトの健康に対する効果は、主に乳酸菌が免疫力を高めたり、腸内環境を良くすることです。この記事では、飲むヨーグルトの効果や自分で手作りできる方法を解説します。
目次
飲むヨーグルトの効果
ヨーグルトには、腸内細菌のバランスを整える乳酸菌などの生きた菌がたくさん入っていて、免疫力を上げたり、お腹の中をきれいにしてくれます。さらに、お腹のぜい肉が減ったり、肌がきれいになる効果もあります。飲むヨーグルトには、体をリラックスさせるトリプトファンも含まれているので、ぐっすり眠れるようになるでしょう。
以下では、さらに詳しく解説します。
- 免疫力アップ
- 腸内環境の改善
- 内臓脂肪の減少
- 肌質改善
- 睡眠の質向上
- ダイエット効果
免疫力アップ
飲むヨーグルトは免疫力を高める効果があります。乳酸菌が腸内環境をよくするからです。また、飲むヨーグルトは簡単に飲めるので、忙しい時の免疫力の維持のためにもおすすめです。
腸内環境の改善
飲むヨーグルトは腸内環境を整える善玉菌がたくさん含まれています。善玉菌が悪玉菌を抑えて、腸内細菌のバランスを整えることができるのです。便秘や下痢を改善し、免疫力を高める効果もあります。また、腸内環境を整えると、心の健康にもいいと考えられています。
内臓脂肪を減らす効果
飲むヨーグルトはお腹周りのぜい肉を減らすのを助けてくれます。乳酸菌は脂肪を燃やす手助けをしてくれるので、内臓脂肪がたまりにくくなるからです。発酵でできる成分が内臓脂肪を減らすのにも良いと言われています。ただし、飲むヨーグルトのカロリーや糖質には気をつけましょう。
肌質改善
飲むヨーグルトは美肌に効果的です。ヨーグルトには腸内環境を整えて肌をきれいにする乳酸菌が入っています。腸内環境が整うと、ニキビや肌荒れが改善するのです。また、ヨーグルトに含まれるビタミンB群やビタミンEは肌のターンオーバーを助けます。
入眠作用
飲むヨーグルトには、眠りにつくのを助ける成分が含まれています。中でも、トリプトファンというアミノ酸が入っており、睡眠の質を良くする効果があるとされています。トリプトファンは体でセロトニンに変わり、それがメラトニンの材料になります。メラトニンは睡眠を誘うのに大切なホルモンです。適量のヨーグルトを夜に飲むと、リラックスして眠りにつけるでしょう。
ダイエット効果
飲むヨーグルトはダイエットに効果的です。乳酸菌により腸内環境が整い、お腹周りのぜい肉が燃えやすくなるためです。さらに、含まれるたんぱく質が筋肉の維持にも役立ちます。
飲むヨーグルトの作り方
家で簡単にできる飲むヨーグルトの作り方を紹介します。材料と調理に使う器具を清潔にして、適切な温度で発酵させることが大切です。
【材料】
- プレーンヨーグルト（無糖）100g
- 牛乳1L（低脂肪でないもの）
【作り方】
- 鍋に牛乳を入れて65度前後に温めます（沸騰させないこと）。
- 大さじ５杯の温めた牛乳をヨーグルトに入れて泡立て器などを使ってよく混ぜます。
- 残りの牛乳も少量ずつ混ぜていきます。
- その牛乳を清潔な容器に入れて、フタをせずに、40〜45度で6〜8時間発酵させます。（容器をタオルでくるんであたたかい場所に置いても良いです）
- 酸味が出て、なめらかになったらできあがりです。
- 種になるヨーグルトの量や、発酵時間を変えて、好みの硬さに調整しましょう。
- 冷蔵庫で冷やして、蜂蜜や果物を加えてもおいしいですよ。
自分で作る飲むヨーグルトは、添加物なしで安心です。おうちで簡単にできるから、ぜひ試してみてくださいね。
飲むヨーグルトに関するよくある質問
無糖の飲むヨーグルトは、ヨーグルト本来の味を楽しむことができ、カロリーも抑えられます。飲むヨーグルトのカロリーは商品によって違いますが、たいていは100kcal前後です。牛乳と飲むヨーグルトを一緒に飲むことで、栄養のバランスがさらに良くなります。
以下では、飲むヨーグルトについて、よくある質問を紹介します。
- 無糖の飲むヨーグルトは健康にいいの？
- 飲むヨーグルト1杯のカロリーはどのくらい？
- 飲むヨーグルトと牛乳を合わせて飲んでも大丈夫？
- 飲むヨーグルトと固形ヨーグルトの違いは何？
飲むヨーグルトは無糖の方がいい？
飲むヨーグルトにはいろいろな種類がありますが、糖分の有無がポイントです。無糖の飲むヨーグルトは、糖質制限をしている人にピッタリですが、糖分が入っていると味がまろやかになります。無糖でも、はちみつなどを少量加えれば、飲みやすくなります。
飲むヨーグルト1杯分のカロリーは？
飲むヨーグルトのカロリーは、商品によって違いますが、だいたい100mlで60〜100kcalです。糖分が含まれているので、できれば無糖のものを選びましょう。健康のためには、ラベルの成分表を見て、糖質の量をチェックすることが大切です。
飲むヨーグルトと牛乳を一緒に飲んでもいい？
飲むヨーグルトと牛乳を一緒に飲んでも大丈夫です。飲むヨーグルトには乳酸菌がたくさん入っていて、牛乳には乳酸菌が育つのを助ける成分があります。
飲むヨーグルトと食べるヨーグルトの違いは？
飲むヨーグルトと食べるヨーグルトの違いは、見た目の固さと、含まれる乳酸菌です。飲むヨーグルトは液状で、食べるヨーグルトはスプーンで食べる固さになっています。飲むヨーグルトは、飲みやすさのため乳酸菌の濃度を調整していることもあり、糖質が少ないものが多いです。食べるヨーグルトは、たくさんの種類があり、味わい深いのが特徴です。
まとめ
毎日の食事に取り入れやすい飲むヨーグルトには、いろいろな健康効果があります。体の免疫力を上げて腸内環境を良くしたり、お腹周りのぜい肉を減らしたりと、ダイエットにも効果的です。家で簡単に作れる方法もあるので、毎日の食事にプラスするといいですね。特に無糖の飲むヨーグルトなら、カロリーも低いので、健康やダイエットに役立ちます。飲むヨーグルトを牛乳と一緒に飲むこともおすすめです。飲むヨーグルトは手軽で毎日続けやすいので、賢く選んで、上手に食事に取り入れましょう。
