独特の甘さが特徴の甘酒は、歴史のある飲み物です。お米から作られる甘酒は、消化を助けるビタミンや食物繊維を豊富に含み、身体にいいと人気です。ヨーグルトメーカーで簡単に甘酒を作れることを知っていますか？
このコラムでは、ヨーグルトメーカーを使って甘酒を作る方法と、作るときの注意点を紹介します。健康にいい暮らしをしたいと思っている人は、ぜひお試しください。
目次
ヨーグルトメーカーとは？
ヨーグルトメーカーは、一定の温度を保ちながら発酵食品を作れる家電製品です。販売されているヨーグルトメーカーはいろいろな種類があり、目的別で選ぶことができます。
以下では、ヨーグルトメーカーについて詳しく説明します。
- ヨーグルトメーカーの種類
- ヨーグルトメーカーでできること
ヨーグルトメーカーの種類
ヨーグルトメーカーにはいくつかの種類があります。販売されているヨーグルトメーカーは、大きく「単機能型」と「多機能型」の二種類に分けられます。単機能型は、ヨーグルトを作るだけのシンプルなものです。多機能型はヨーグルト以外にも甘酒や発酵乳など、いろいろな発酵食品を作ることができます。多機能型は、温度や時間を細かく設定できるので、幅広いニーズに答えられます。甘酒を作る時は、長時間同じ温度を保てるヨーグルトメーカーがおすすめです。
ヨーグルトメーカーでできること
ヨーグルトメーカーはヨーグルト以外に、甘酒などの発酵ドリンクも作れます。手軽に健康にいいドリンクを作れるうえに、チーズや味噌などの発酵食品も作れます。温度を一定に保つ機能が発酵に便利です。ヨーグルトメーカーで、いろいろな発酵食品にチャレンジしてみてください。
ヨーグルトメーカーで作る甘酒の作り方
ヨーグルトメーカーで甘酒を作るのは簡単です。ヨーグルトメーカーを使えば、室温に左右されることなく、適切な温度で甘酒を作ることができます。以下では、甘酒のおいしい作り方を説明します。
- 材料
- 作り方
材料
- ご飯200g
- 乾燥米麹200g
- ぬるま湯400ml
ごはんを使うと自然な甘さがでます。炊きたてのご飯ではなく、常温まで冷めたご飯を使いましょう。
作り方
ヨーグルトメーカーの容器にごはんとぬるま湯を入れ、よく混ぜます。混ざったら、乾燥米麹を加え、ヨーグルトメーカーを60度で12時間にセットします。時間がたったら、甘酒の甘さを味見して、冷やしてください。
＜米麹のみ＞ヨーグルトメーカーを使った甘酒の作り方
米麹だけで甘酒を作ることもできます。米麹の甘酒は糖質を控えめにでき、米の風味を強く感じられます。以下では、米麹のみで作る甘酒の作り方を説明します。
- 材料
- 作り方
材料
- 乾燥米麹 200g
- ぬるま湯 400ml
甘酒の甘みは米麹が糖分に変わったものです。米麹の良し悪しで味が変わります。新鮮で香りのいい米麹を選んでください。
作り方
ヨーグルトメーカーに乾燥米麹とぬるま湯を入れます。温度は55度から60度に設定し、約8〜10時間保温します。4時間後に一度かき混ぜて、丁度いい甘さになったら完成です。甘酒ができたら冷蔵庫で冷やしてください。
ヨーグルトメーカーで甘酒を作るときの注意点
ヨーグルトメーカーで甘酒を作るときには、重要なポイントがいくつかあります。以下では、甘酒を作る時の注意点を説明します。
- ヨーグルトメーカーの温度と時間の設定
- 完成まで時間がかかる
- 保存期間は冷蔵庫で1週間
ヨーグルトメーカーの温度と時間の設定
甘酒をつくるときの温度は55〜60度です。この温度を保つと、甘酒がおいしくできあがります。ヨーグルトメーカーによって温度設定が違うので、必ず確認しましょう。発酵時間はだいたい8〜10時間ですが、ヨーグルトメーカーや部屋の暖かさによって変わります。味を見ながら時間を調整しましょう。
完成まで時間がかかる
ヨーグルトメーカーで甘酒を作るとき、8〜10時間かかることを覚えておきましょう。おいしい甘酒を作るには、じっくり時間をかけて発酵させることが大切です。米麹とご飯で作るときも、米麹だけで作るときも、同じ時間が必要です。
保存期間は冷蔵庫で1週間
ヨーグルトメーカーで作った甘酒は、冷蔵庫で1週間保存できます。作りたては発酵が進むため、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫で保存すると、発酵のスピードが遅くなり、甘酒が長持ちします。保存する時は、空気が入りにくい清潔な容器を使い、早めに飲み切りましょう。
まとめ
ヨーグルトメーカーで、お家で簡単に作れる甘酒について説明しました。おいしく作るポイントは、適切な温度と発酵時間です。完成した甘酒は冷蔵庫に保管し、1週間以内に飲みきりましょう。甘酒は飲むだけでなく、料理の味を深める隠し味にもなります。ぜひ、ヨーグルトメーカーで甘酒作りに挑戦してみてください。
